ユーカリのアロマオイルの効能・香り

1792年にオーストラリアのタスマニア島で発見された、常緑木です。ユーカリと言えば、コアラのエサとなることで有名ですが、その葉に含有する油の量も多く、自然発火することでも知られています。これは葉に含まれるテルペンという引火成分が、夏場濃度を上げるためと言われていますが、主に樹脂を燃やして、オーストラリアでは山火事に発展することもあるのです。しかし、樹脂の中や根にはしっかりと養分を蓄えているため、燃えてしまっても、また、火事の後も成長し続け、枝葉を実らせる生命力の強い植物です。

ユーカリはティートリーと同じ、フトモモ科で共通の特性を持っている精油です。

ユーカリの効能

身体への効能

抗ウィルス作用があることから、気管の炎症を抑え、粘膜の症状を緩和してくれます。風邪、咽頭感染症、咳、副鼻腔炎などに効果が期待できます。特に、花粉症の鼻づまりを解消し、頭のぼんやりした感じをクリアにしてくれるのです。発熱の緩和などにも働いてくれる精油として、古くはマラリアにも効果を発揮したことがありました。
性尿器にも効果があり、膀胱炎などの障害にも効果があると言われています。虫刺され時の解毒作用もあると言われています。

心への効能

頭をクリアにして、精神を集中しやすくしてくれます。また、怒りで熱くなっているときにもクールダウンさせてくれる精油です。

スキンケア

疱疹や火傷などの肌トラブルにも効果があると言われています。皮膚の組織を新しく形成することにも役立ち、傷や皮膚のうっ血などにも役立つと言われています。

注意すること

パワフルな精油であるため、使うときの容量には注意が必要です。高血圧症や癇癪、てんかんのある人には使用を避けるようにします。

相性の良い精油

安息香、ジュニパー、メリッサ、ラベンダー、レモン、レモングラス

ユーカリ(ユーカリプタス)基本情報

学名 Eucalyptus globulus
科名 フトモモ科
抽出部位 葉 / 抽出方法:水蒸気蒸留法
香り 樹木系の清涼感のある香り


  • 「アロマオイル百科」では、AEAJ認定アロマセラピスト、インストラクターの資格保有者が、正しいアロマオイルの効能や楽しみ方を紹介していきます。アロマテラピー検定や資格の勉強法なども随時更新予定です。 あなたもアロマオイルで「ココロ・カラダ・キレイ」を目指しませんか?
PAGE TOP ↑