安息香(ベンゾイン)のアロマオイルの効能・香り
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精油(アロマオイル)一覧 ハ行, 樹脂系
名前の通り、心を安からかにしてくれて、穏やかに導いてくれる香りです。安息香(ベンゾイン)の香りは長い間、化粧品として使われてきました。
古代の文明のなかには、この香りで悪霊を追い払うことができる薬として信じられてきました。薫香や燻蒸で宗教儀式でもよく使われていたようです。
また、この安息香とラベンダーをエタノールに配合させて「バージンミルク」という香りの古いオードトワレもありました。
現代では、香水の保留剤として利用されています。
安息香(ベンゾイン)の効能
身体への効能
血流促進効果があると言われています。粘液を排出させる効果が期待できるため、呼吸器系の疾患や感染症(喘息、風邪、気管支炎)、を癒す働きがあると言われています。
また、腸内のガスを排出させ、胃腸を鎮静化させる働きも持っていると言われています。
心への効能
鎮静効果がある精油ですので、緊張やストレス、孤独やうつの状態から解放してくれる働きが期待できます。
自信を無くして、落ち込んでいる時などは、この安息香の優しい香りで穏やかに気持ちを持ち上げてくれることでしょう。
スキンケア
古くから若返りの精油として珍重されてきました。そのため、あかぎれやしもやけ、吹き出物などにも効果があると言われています。
ハンドクリームなどに利用すると、香りだけでなく、皮膚を柔らかくして、ひび割れなどにも効果があると言われています。
注意すること
リラックス効果が高い精油で、眠気を誘う働きがある精油です。集中力が必要な時や、運転中は避けた方が良いでしょう。
相性の良い精油
オレンジ、サイプレス、サンダルウッド、ジュニパー、フランキンセンス(乳香)、ローズ、プチグレン、ベルガモット、ミルラ(没薬)、ラベンダー、レモン
安息香(ベンゾイン)基本情報
学名 | Styrax benzoin(スマトラ産)/ Styrax tokinensis(シャム産) |
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科名 | エゴノキ科 |
抽出部位 | 樹脂 / 抽出方法:溶剤抽出法 |
香り | バニラに近い甘い香り。 |